マレーシアは主にマレー系、中華系、インド系で構成される多民族国家ですが、イスラム教を信仰するマレー系が最も多く、イスラム教色が強い国です。
中東のイスラム教と比べると、東南アジアのイスラム教はそこまで厳格ではありませんが、日本人には馴染みのない宗教的なマナーや服装のマナーがあるため、注意しなくてはなりません。
目次
服装について気を付けること
観光地やリゾートでは好きな格好で大丈夫
観光客に対する服装のルールはなく寛容なので、常識の範囲内であれば自由にしてokです。
マレーシアは熱帯で一日中暑いので、服装に制約のない中華系やインド系は、タンクトップに短パンという人たちが多く、むしろ日本人より露出多いんじゃないか??という格好で過ごしています。
そのため、観光地やリゾートにいる場合はあまり服装に神経質になる必要はありません。
モスクや寺院では露出少なめで
観光でイスラム教のモスクや寺院に行くことがあると思いますが、その場合、女性は丈のあるワンピース、男性は長ズボンなど、露出の少ない服装で行ったほうが無難です。
”露出禁止”ということはありませんが、あまりにも観光客気分で行くとやっかいなトラブルに巻き込まれる可能性がなきにしもあらずなので、やはりイスラム教に合わせたふさわしい服装で行くのが大人の常識でしょう。
モスクによっては、女性はヒジャブを着用しなくてはならないところもあります。観光客にも開放されているモスクでは貸し出しが行われているはずなので、着用を促されたときは必ず着用をしてください。
中華系の寺院に入るときは土足・靴下厳禁
マレーシアの中華系は仏教を信仰している人たちが多く、イスラム教の寺院だけでなく仏教系の寺院もあります。
マレーシア観光に行く際に中華系の寺院も見に行くという方もいらっしゃるかもしれません。
中華系の寺院に入る場合は土足禁止はもちろん、靴下も厳禁なので注意です。
現地の中華系に、「ストッキングは履いていてもいい」と言われましたが、なんとなく不安なので私はストッキングもはかないようにしています。
[chat face=”自分の画像-1.jpg” name=”安娜” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]そもそも、こんな暑い国でストッキング履いている人を見たことがないけど💦[/chat]
モールやデパートの冷房が効きすぎ
モールやデパートなどの室内ではクーラーがガンガンにかかっており、長時間いると逆に寒くなってきます。
そのため、室内にいくときは上着やちょっとした羽織るものを持っていくことをオススメします。
[chat face=”自分の画像-1.jpg” name=”安娜” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]マレーシアに限らず、東南アジアのモールの空調は効きすぎなことが多い[/chat]宗教に関する注意点
マレー系の女性には握手を求めない
ムスリムの女性は家族以外の男性と接触することが禁止されています。
そのため、 ムスリムであるマレー系の女性に挨拶のつもりで握手を求めると相手を困らせることになってしまいます。
また、故意や冗談で相手に触れることは絶対にやってはいけません。
日本では「まぁまぁ….そんなこと言うなって~」と、冗談半分で女性の肩を叩いたりしますが、マレー系の女性は肩ですら男性に触れられることは死活問題です。
悪質な場合は宗教警察も巻き込んで大変なことになりかねないので、マレー系の女性と仲良くなる機会があったとしても、日本のノリは封印し、適度な距離をもって接するようにしましょう。
子供の頭は撫でないように
イスラム教でも仏教でも、頭は神聖なものとされ、頭を触ることは侮辱ととられてしまいます。
大人の頭を触る機会はそうそうないと思いますが、可愛い子供を見かけて思わず、「可愛いね~」と頭を撫でたくなることがあるかもしれません。
しかし、子供の頭を撫でると周りの大人から本気で嫌がられるのでしてはいけません。
観光する上での注意点
ティッシュを持ち歩くべし
マレーシアでは、場所によってはトイレにトイレットペーパーがありません。
トイレに入ったらペーパーがなかった!なんてことにならないように、ティッシュは必ず持ち歩きましょう。
急なスコールに備えて折り畳み傘を準備
マレーシアではスコールが頻繁に起き、毎日と言っても過言ではないほど雨がよく降ります。
外出している時の急なスコールに備えて折り畳み傘を一つ持参しておくと安心です。
但し、日本と違って、マレーシアの雨は降っても30分くらいで止むので、雨が降り出したらどこかのお店でやり過ごすという手もあります。
スリや置き引きに注意
日本では荷物をその辺に置きっぱなしにしても、持っていかれることはほとんどありませんが、マレーシアでは荷物を置きっぱなしにすると持っていかれます。
観光地や治安がいい場所でも、日本ではないということを忘れずに、荷物からは目を離さないようにしましょう。
安全に楽しくマレーシア旅行を楽しもう!
以上が、私が実際にマレーシアに行ってみて感じた気を付けるべき点です。
イスラム教を信仰している国ということで、服装の面が心配でしたが、観光地に行くなら服装に関してはそこまで神経質になることはないなと感じました。
常識を考えて行動していれば、取り沙汰にされるようなこともありません。
無茶はせずTPOをわきまえて、マレーシア旅行が楽しい思い出になるようにしましょう!
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