こんにちは。当ブログ運営者の安娜です!
以前、家で約2年間で7人の外国から交換留学でやって来た高校生の受け入れをしました(両親が)。
私と妹、育ち盛りの姉妹2人+思春期の外国人高校生のお世話で、両親は文化交流の楽しさを感じつつ、苦労も多かったみたいですが…
私は当時小学2年生のちびっ子だったので「遊んでくれるお兄さん、お姉さんが来てくれた!」とはしゃぎっぱなしでした笑
受け入れに当たって知りたいのは費用や条件のことだと思います。
無償受け入れはお金がかかってくるので、そこらへんははっきりと理解しておかないと後悔することになるかもしれません。
ぜひこの記事を留学生受け入れの参考にしてみてください。
- 留学生の無償受け入れを考えている
- 留学生受け入れってどんな流れなの?
- 費用はどのくらいかかる?
目次
ホストファミリーとして受け入れるとは
昨今は、日本でも留学する人が増えてきて、ホームステイ留学をする!というのも身近になってきているのでホストファミリーとして外国人を受け入れる想像もたやすいかと思います。
ホームステイファミリーとは、日本語を学びに来る留学生のために、住む場所を提供し、安心して暮らせるように生活をサポートしてあげることです。 特に高校生を受け入れる場合は、家族の一員として迎え入れ、日本の文化に触れてもらうことが留学の目的となっています。
家族の一員として受け入れてあげ、最低限文化的な生活を用意し、留学生が安心して勉強に励めるようにサポートしていくことですね。
自分が家から出ることなく海外と異文化交流できる最強の方法で、日本語を教えてあげたり英語を教えてもらったりなんてこともできます。
留学生受け入れの条件
- 部屋があること(同室でもいい)
- 生活費を負担できる
- 朝昼晩三食用意できる(作れない場合は代金が用意できる)
- 家族全員がホストファミリーをすることに賛成している
留学協会によって少しずつ条件は異なることもありますが、 無償受け入れの場合の基本的な条件は上記の通りです。
勉強する机とベッドを用意すればまさかの誰かと同室でもオッケーなのです
上の条件さえクリアできれば、
専業主婦・共働き・1人暮らし
関係なく受け入れが可能
そして、特に重要なのが生活費を負担できるか
高校生留学生の受け入れは基本的に無償なので、留学生1人分の生活費をまるまる負担できることも受け入れの条件となっています。
生活費については次で詳しく書いています。
高校生の受け入れは無償しかない
現在の日本において、
外国人の高校生受け入れは無償
でしか行われていません。
高校生以外もボランティアがめちゃくちゃ多い。有償受け入れは少ないのが現状です。
高校生の交換留学生を斡旋しているNPO法人や財団はいくつかありますが、どの団体も「お金が一銭も出ないことを承知してくれる家庭」が留学生受け入れの条件になっています。
私は正直、完全に無償で受け入れるというのはちょっとどうかと思っていますが。
ホストファミリーをしようと思っても 完全に無償というのがネックとなって、 チャレンジすることができないご家庭も多いので、黒字にならないまでも、受け入れによって発生する費用が±0になるくらいの金額は報酬として出すべきだと考えています。
ホストファミリーを最初決意したときは、
「異文化交流をさせてくれるんだから無償でも、むしろこっちが学ばせてもらう気でやってみよう!」
と思っていても、実際に受け入れをしてみると、「無償で色々お世話してあげているのに、なんで本人は遊んでばっかりなの!」とか、「全然日本の文化を守ってくれないし、無償でなんてもうやり切れない!
という感情が湧いてきてしまい、途中で投げ出してしまう家庭が多いのも事実です。
私の家を含め、周りのホストファミリーをやっていた家庭も「完全な無償で他人を世話するのは難しい」というのが正直な感想です。
受け入れにかかる費用
無償で受け入れるので、食費や水道代などの生活費を各家庭で負担することになります。
当時、家計をつけていた母曰く、最低限の生活を提供すると1か月で最低2万くらいが費用としてかかってきます。
今は当時と比べて消費税も10%になり、物価も値上がりしているので2万5千円は見ておいたほうがイイですね。
これは、本当に最低限の出費で、とりあえず2万5千円あれば留学生を養える金額
もし、どこか観光に連れていく、一緒にお出かけするとなると、その分も出さなくてはならないので、+αでもう少しかかってきます。
完全に家族の一員として迎え入れ、観光にも連れていくとなると1か月3万円ちょっと費用として掛かってきます
負担する費用は家で発生する生活費だけ!
受け入れ期間
受け入れの期間は、エージェントによって1週間からオーケーだったり、1か月単位からとさまざま。
「このくらいの期間受け入れをしたい」というように伝えると、条件に合った留学生を紹介してくれます。
他にも、次のステイ先が見つかるまでの一時預かりなどもあります。
絶対にこれしかない!ということはないから、とりあえずコーディネーターさんと相談することをオススメするよ!
私の家では4か月以上いた子もいれば、1週間で帰った行った子もいて、本当に様々でした。
必要な英語力
英語力は必要ありません
最低限、家のルールと学校への行き方を英語で説明さえできれば特に英語力は必要ありません。
といっても、 今はスマホや翻訳アプリがたくさん出ているので、そういう翻訳機を使ってもいいですし、なんならカンペを作っておいてくという方法もあります。
英語圏の子が来るとも限りませんし、こういった簡単に使える翻訳機を用意しておくのも一つの手です。
高校生の留学は、「日本文化に触れてもらい、日本の生活を体験させる」というのが目的なので、あんまり日本語が分かってなさそうだな~と感じても日本語でどんどん話しかけて問題ありません。
私の両親は2人ともカタコト英語しかできませんでしたが、日本語が全くできない留学生が来たこともあります。それでもボディランゲージでなんとかなっていたので、英語はできなくても多分なんとかなる!
留学生は慣れない外国に来て不安がいっぱいなので「日本語は分からなくても大丈夫だよ!」という温かい気持ちをもって接することが一番大事。
どんな学生が来るのか
どんな学生を受け入れるかはコーディネーターの方と相談で決めます。
性別や滞在期間は希望として出せますが、よっぽどのことがない限り出身国や人種の希望を出すことはできません。
特別な理由があってどうしてもという場合、コーディネーターの方との相談次第になります。
- ジャニーズが好き
- アニメや漫画が好き
- 礼儀正しい
- 意外と母子家庭の子が多い
- 中華系の子が多かった
あくまで私の家に来ていた留学生と周りの受け入れ家庭を見て判断しただけなので、ご了承ください。
わざわざこんなに小さな島国に来て、言葉や文化を勉強しようとするくらいなので、日本語や日本文化に興味がある学生がほとんど。
特に日本のアニメと漫画が大好き、女の子の場合だとジャニーズが大好きということが多かったです!
「ホームシックになったら読もうと思って持ってきた!」とワンピースの漫画を全巻持ってきたワンピース大好き!なニュージーランド出身の女の子もいたくらい
中には、「日本のことは何も知らないけど、留学の枠が日本しか空いてなかったからとりあえず来てみた」というつわものもいましたが笑
母は、「意外と母子家庭の子が多かった」とびっくりしていました。
日本の離婚率は30%と言われていますが、外国の離婚率も相当高いのかもしれません。
まぁ、7人しか受け入れていないので、偶然母子家庭の子が多かった可能性もあります💦
子供に留学をさせるような家なのでみんな育ちが良く、母子家庭と言っても「母子家庭だからなにか問題がある」というような子は一人もいませんでしたが。
日本人は、”外国人留学生”というとアメリカやヨーロッパの白系人種を想像しがちですが、実際には本当に様々です。
ヨーロッパや欧米出身でも、中国から世界に移住していった中華系という子が多く、中華系や中国人の強さと教育熱心さを感じました
受け入れの流れ
留学協会を通しての受け入れになりますが、流れは大体どこも同じです。
- 留学協会やエージェントと連絡を取る
- 希望調査の連絡が来る
- コーディネーターさんが調査兼面談で家庭訪問に来てくれる
- 留学生の資料が送られてくる(ほぼ確定)
- 当日空港に迎えに行く
1.仲介業者と連絡を取る
ホストファミリーとして受け入れを決めたら、仲介業者のホームページから連絡を取ります。
私の家ではYFU、WYS、AFS、この3つの留学協会から留学生の受け入れを行っていました。(ほかにもいろいろあります)
3つの協会と並行して連絡を取ってみて感じたのは、「担当してくださるコーディネーターさんでどこの協会から留学生を受け入れるかを決めるのが一番いい」ということですね。
何か問題があったときや相談をしたいときは、担当してくださるコーディーたーさんと話すことになります。なので、留学協会自体がどんなに良くてもコーディネーターさんのやる気がないと途方にくれることになってしまいます。
そのため、コーディネーターさんがどのくらい頼りになるかでどこの協会から留学生を受け入れるかを決めることをオススメします。
2.希望調査の連絡が来る
向こうから大体の希望調査の連絡が来るので、それを待ちます。
3.担当者が調査兼面談で家庭訪問
希望調査を回答して返すと、本格的に「どういう留学生をどのくらいの期間受け入れるか?」の相談が始まります。
担当のコーディネーターさんが決まると、
「家はどんな感じか?」
「子供はいるか?ペットはいるか?」
「この家庭で留学生を受け入れられるか?」
などをチェックしに家に来ます。
そのかにも、滞在期間や性別はどちらがいいか、本当に受け入れる意思はあるか、などいろいろな条件を話し合います。
ここでほとんどが決まるので、遠慮せずに聞きたいことや言いたいことはどんどん言うべし。
4.留学生の資料が送られてくる
家庭訪問の際の話し合いに基づいて留学生の資料が送られてきます。
資料が届いたということはホストファミリーとして受け入れがほぼ確定しています
資料を読んでどうしてもやめたくなった
やっぱり受け入れる自信がなくなった
という場合は拒否することができますが、この段階で断ってしまうと、来る予定だった留学生は他のステイ先が見つかるまで路頭に迷うことに…
よっぽどのことがない限りは受け入れてあげてください(´;ω;`)
5.当日空港に迎えに行く
受け入れが決まったら、あとは当日を待つのみです。
当日は空港まで迎えに行きます。
\ここからホストファミリー生活が始まります!/
まとめ
この記事では条件的な面を具体的に説明させていただきました。
無償受け入れということもあって、常にホストファミリー不足が起きています。
そのため、言い方があまり良くないかもしれませんが、受け入れ側の希望は常識の範囲内であればできるだけ叶えてもらえます。
なにか不安がある場合はコーディネーターさんとじっくり相談を重ねて、しっかり要望を伝えていくことをオススメします。
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