教科書には載っていない中国語

【旧正月の魚飾り】中華系マレーシア人の恋人と紅包(ホンバオ)で旧正月の飾りを作ってみた。

紅包で飾りづくりいろいろの画像

みなさんこんにちは。中華系マレーシア人の恋人とお付き合いしている安娜です。

中華圏は1月1日のお正月ではなく、農暦の旧正月をお祝いする習慣があります。

日本のお正月でも、鏡餅や壁掛けでお正月っぽい雰囲気を出しますが、マレーシアの旧正月でも飾りを作って正月感を出していきます。

現在日本で勉強中の中華系マレーシア人の彼氏が、「旧正月っぽい飾りが欲しい」ということで、紅包で正月飾りを作ってみました。

つくり方も載せてるから、中華圏の恋人がいる方はぜひ一緒に作ってみてください!

 

マレーシア旧正月のお飾り

今年、2020年の旧正月はずばり、2020年1月25日!

旧正月は1年に一回の最も大きなイベントで、家族であつまり、円形のつくえを囲んでごちそうを食べる团圆饭(タンユェンファン)をします。

そして旧正月に欠かせないもう一つのアイテムが旧正月飾りです。

お正月飾りの画像
旧正月に恋人の実家にお邪魔したときの風景

 

旧正月には縁起の良い漢字が書かれた壁掛けや、紅包で折った折り紙で家を飾り付けます。

金紙の画像

ちなみに、この金の折り紙は「金紙」と呼ばれ、お金に見立てたものです。中国福建省のほうに伝わる伝統で、旧正月最終日には家の前で燃やして、神様にささげます。

火が高ければ高いほど縁起がいいんだよ

金紙を焼くの画像

せっかく折ったのに全部燃やしちゃうのはなんだかもったいない感じがしますが、神様にささげることで幸運が舞い込んでくるんだとか。

 

紅包(ホンバオ)ってなに?

紅包で飾りづくりいろいろの画像
紅包

紅包(ホンバオ)とは簡単に言えば日本のお年玉のようなもの

中華圏では結婚前の男女にお金を包んだ紅包を渡す風習があります。

日本と少し違うのが

  • 結婚していなければ何歳でももらえる

という点ですね。

(あと、少子化の日本と違って一人一人からもらえる金額は少なめ…。)

 

マレーシアや中国では、旧正月が近づくと銀行でこの紅包をただでもらうことができます。

そのため、この無料でもらえる紅包を利用して、お正月飾りを作る家が多いんだとか。

 

紅包で定番の魚飾りのつくり方

紅包で飾りづくり作ってる様子の画像

正月飾りには扇子や唐辛子、魚などいろんな種類がありますが、今回は一番定番の「魚」の飾りを作っていきます。

魚飾りの由来

「剩余(残る)」の「余」と「魚」の発音が同じことから縁起のいいものとされています。「財産が残る」とかそういう意味があるみたいですね。

 

早速作っていきます!

紅包で飾りづくり1の画像

紅包は日本のポチ袋よりも大きく、必ず赤い色をしています。

紅包で飾りづくり2の画像

真ん中で真っ二つにちょん切ります。折り目を付けてから切ると綺麗に半分になりますよ~。

1つの紅包から二つ飾りが作れます。

紅包はもともとお金を入れる袋なので袋の蓋部分を糊付けしちゃいます。

これが出てると、はさみで切り取ったときに取れてしまうので注意

紅包で飾りづくり4の画像
※向きに注意 画像通りの向きで切るように

画像の線の通りに切り取ります。ここでポイントなのが、切り取るときの向きです。

袋が閉じている部分が三角形の頭の部分に来るように切り取ってください

そうしないとバラバラになって面倒くさいことになります。

紅包で飾りづくり5の画像

切り取るとこんな感じになります。今の段階ではただの紙切れ笑

紅包で飾りづくり6の画像

魚の尾ひれにに当たる部分を作っていきます。

画像の点線のように切ってください。

紅包で飾りづくり7の画像

切った尾ひれをクロスさせてホッチキスで留めます。一気に両面クロスさせてホッチキスで止めるとホッチキスの芯を一つで済ませることができます。

紅包で飾りづくり8の画像

コツがつかめるまで一気に留めるのは難しいので、無理せず片方ずつ留めてもok

紅包で飾りづくり9の画像

尾ひれを留めると急に立体的になります。

紅包で飾りづくり完成の画像
紅包で飾りづくりいっぱいの画像
たくさん作った

ひもで一本につなげるときは、1つのセットで奇数個になるように、セット自体は偶数になるのが好ましいとのこと(ややこしいな)

なので、5個連の飾りを2セット作ることにしました。つまり魚が10個必要ということです。

紅包で飾りづくりを飾ってみたの画像

魚は適当に紐を通してつなげて完成!

部屋が少し旧正月っぽくなりました。

彼氏も喜んでくれるだろうか?

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安娜
国際恋愛ブログが書きたかったけどいろいろやっていくうちに雑記ブログになってしまいました泣。中華圏を中心とした恋愛から語学の話題、商品紹介までさまざまな記事を書いています。

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